「アハハハッ」
バチンッ
「うっ ぐっ…」
圓頓寺は一方的に暴力を受けているように聞こえる。このままではまずい。踏み込むべきなのか? 優柔不断な僕は決められない。
「ああ愉しいっ」
バチンッ
狂乱と言えるのかも知れない。痴態から暴力に発展するなんてよくあるのか? 痴情の縺れで事件になってしまうかも…。踏み込むしかない…。
でも圓頓寺が恐れているのは、女子水泳部の部室で女子生徒と一緒に居ることが露見してしまうことだろう。彼のためには入らないほうがいい。踏み込んでしまって他人の僕にバレるのは避けたいはず。
いや、だけど目の前の暴力を黙って見過ごすわけには……。いやいや、しかし、圓頓寺が部室に精子を撒き散らした張本人だという確証が得られるかも知れないんだ。もう少し待てば、首から下げたスマホのカメラで証拠が撮影できるだろう。
どうする…?
「アハハッ」
バチンッ バチンッ バチンッ
「ぅぅぅ…」
それでもやっぱり僕は黙っていられなかった。人道的に見過ごすわけにはいかない。中で二人が性交に及んでいたとして、性交中の暴力は度を超えると殺人に発展しかねないのだ。立ち上がるなら、今だ。
「そうら、お尻が真っ赤になってきましたよ~。恥ずかちいでちゅねー」
「ぅ… く…… ぁ… ぁあぉおおぉぉおん♡ あおんっ♡」
「ぇ!?」
激しくドアをノックしてから思い切り中に踏み込もうと思っていた矢先だった。僕は振り上げていた手をピタリと止めていた。
「あら、いやらしい。こんな恥ずかしいところ他の女子に見られたら終わっちゃいますね~」
バチンッ
「…ぁおぉぉん♡」
びくんっ
びくんっ
「アハッ。おちんちんがめちゃ喜んでるじゃない? 四つん這いになっちゃってお尻も高く上げちゃってさ。なぁに? もっと叩いて欲しいのぉ?」
「ぉんっ♡」
「お尻が真っ赤っ赤。女の子にこんなことされて恥ずかしくないのぉ?」
「ぉぉんっ♡」
なんだ? 圓頓寺の様子が可怪しい?
「うふふ。本当はまたこの快楽が欲しくて来たんでしょう? もうどうしようもない変態さんね。女の子にお尻叩かれてるのに、おちんちんこんなに硬くしちゃって。まあいやらしい。アハハッ。びくんびくんっだって。ぷっすー」
「はぁはぁ… ぁぅぅぉん…♡」
「屈辱なんでしょう? 生徒会長に立候補するくらい頑張ってきたのに、私みたいな成績の悪い女子になじられるなんて。圓頓寺さんって実はドMのド変態なのよねぇ。アハハッおもしろぉい」
「うぐぐ…」
「みんなに言いふらしちゃおうかなぁ?」
「何を言っているんだ… 君は… そんなことをしたら… 大変なことに……」
「なぁにぃっ? 男子ならもっとシャキッしなさいよっ」
バチンッ
「はぐぉおんっ♡」
びくぅんっ
「アハハッアハハッ。おちんちんもうギンギンね。ガマン汁いっぱい垂らしちゃってさ。真っ赤っ赤~。もうすぐ射精しちゃうんじゃないのぉ?」
バチンッ
「ぁぉんっ♡ もっとぉ。もっとお願いしたいッ。愛を感じたい!」
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