第二話 唯々野ちこの豹変と翻弄されて玩具になる僕(5)【美少女遊戯】

美少女遊戯 -ちこさんの秘密-

「いえ、先輩。女子の先輩の目前で普通はしませんよ…? こんなことは… ですわ」

 しこしこしこ

 僕はただただ興奮していた。テンションがおかしくなっている。

「あぁ、しかも女装もしてるしな。確かにそうかも… 知れない」

 しこしこしこ

 一所懸命に包茎の肉棒を擦る。

 むく…

「ワタシ変態ですよね…」

 しこしこしこ

 誰であれ他人にこんな姿を見せる日が来るとは思わなかった。とんでもなく恥ずかしい。

「まだ恥じらっている内は変態とは言えんぞ。ん?」

 少し戸惑っていた唯々野さんだが、もう余裕を取り戻してきた。じぃっと見下される。

 恥ずかしい。羞恥に顔が真っ赤になる。

 でも僕は自らの男性器を握って一心不乱に上下に動かした。

 むくく…

 女子の前でゴリゴリの女装をし、下半身裸になって自らの性器を握っているのは想像以上に恥ずかしかった。僕はただただ勢いだけで湧き上がる欲望に衝き動かされていた。

 そしてただただ痴態を一方的に見られている。

 ムクムク…

 僕は興奮していた。

 ムクムクッ

 縮こまって勃たないかとも思ったが僕の陰茎は思ったよりもふしだらだった。すぐに勃起をして唯々野さんの前に完全体として姿を現す。

 ムククッ

「ハァハァ」

 びーん

 びくっ

 一人で勝手に興奮して一人で勝手に慰めようとしている。そのあられもない姿を異性にじぃっと見られている。

 ひくひく…

「なんかすげぇ反応してるな…」

「ハァハァ… …はい。どうですかっ」

 しこしこっ

 ビクンッ

「ぅ」

 ただ快楽に耽る僕の姿はさぞ浅ましかっただろう。だが唯々野さんは目を逸らさずに見ていてくれた。

 ムクムクッ

 びーん!

「なんだよ、お前… どうしてこんなところでそんな興奮してるんだ?」

 どうやらこんな状況でも僕は普通に興奮できるようだ。

 しこしこっ

 ビクンッ

「どうぞ罵ってください。僕は先輩と肩を並べることができたでしょうか? ハァハァ」

「そうか。そうだな… これだけ私の前で大きくさせて、足開いて、そんな恰好して感じてるなんて。確かにお前、立派な変態だ」

 彼女に見下されながら多大な評価を得てしまった。

「このド変態が」

 びくっ

「ハァハァ… 光栄ですぅ」

 認められた。

 しこしこっ

 しこしこっ

 リズミカルに右手を上下させる。

「しっかり最後まで… あの… お願いしますですわ…」

「すっげ。すっげ赤くなってる。血管すげーな。女装して女子トイレでシコシコしやがって。マジで立派な変態だぜ」

 しこしこっ

 しこしこっ

「いやマジで」

 先輩は若干引いているように見えた。

「しかし思春期男子のオナニーってのは発情期の猿そのものだな。女装はしてても穴があったらどこでも挿れたいんだろ? バカみたいに」

「その通りです。変態です」

「亀頭がお前、ピンクってか真っ赤になってるぞ? 血が集まりすぎだ」

「はい。無能です」

 しこしこっ

「これをお嬢の前でやったらかなり引くだろうな」

「?」

 しこっ?

 お嬢というのは誰のことだろうか。一瞬浮かんだ疑問も猿同然の僕には思考するだけの能もなかった。

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