しこしこっ
「ぁ、やばい…。もう少しで…」
「え…、もう?」
「ハァハァ………」
唯々野さんは驚いていた。
それは… 早過ぎるという意味だろう。持久力がないというのは男として決してよいことではない。女子を愉しませる時間が少ないということに直結するのだから、男としての価値が低くなるのは当然だ。
「早漏なのか? ま、別にいいけど。早く射精(だ)しな。見ててやるから」
唯々野さんは射精を見せろと所望している。そう言われても男として簡単に陥落するわけにはいかないじゃないか。少しは骨のある所を見せたい。
しこ… しこ…
それにはスピードを調節するしかない。射精しそうなのをいっぱい我慢した。
しこ… しこ…
しこ… しこ…
「ぅぐぅ…」
「ヨダレ垂れてっし。目がイッちまってるぜ。情けねえ表情だな。こんな程度がそんなに気持ちいのか? この変態野郎め」
「ハァハァ… はい…」
「ふんっ。粗末なものを自ら積極的に見せつけやがって。それでもう射精しそうってんだからお笑いだな。この早漏め。ふふっ」
しぃこぉ…
「そうです。情けないです。ですわ」
僕は言いながら握りの強さも調節した。優しく緩く軽やかに。
しぃこぉ…
しぃこぉ…
びゅくっ
ガマン汁が溢れてくる。
「スピードも遅くなったし力加減も弱くねぇか? それで早漏じゃないって誇りたいのかよ? 変態の癖によ。いっちょ前に男らしさを出そうとしてんじゃないのか? お前は出逢ったばかりの女子の先輩の前でオナニーを始めちまう変態だ」
びくんっ
「ぅぅぁぅ。はい。あの… 仰る通りです」
僕は変態なのに持久力の高い男だと思われたくて射精しないように抑えていた。それは先輩に認めてもらえるような変態とは言い難い。情けない変態早漏の童貞である。
「お前は変態なんだから。早漏でも気にせず全部 曝け出せ」
「はぅいっ」
しこ… しこ…
だが、まだどこかに理性が残っているのか男のプライドが邪魔をしていた。少しでも雄の本能がある限り、女子の前で醜態を晒すわけにはいかないと、射精をできるだけ遅らせようとしている。
「ふん…、仕方ねえ。これはお嬢には内緒だからな」
呆れたのか、唯々野さんはそう言って腕組みを解き、自らのスカートを摘んだ。
「…ぇ?」
何をしようと言うのだろうか。僕の思考回路は追いつかない。
「これでどうだ? 何秒保つんだ?」
ちらっ
唯々野さんはスカートをたくし上げてきた。スカートの前をひょいと上げてチラリと白い美味しそうな太ももがお目見えしてしまう。
なんという白さだ。
「はぅっ!?」
僕は間近で女子の肌を感じてしまった。普段は隠されているスカートの中の陽に当たらない部分。むちむちっ、ぷっくりっとした柔らかそうな太もも。
しこっ!
「あぅ、ハァァハァァ!」
触りたい。触れて埋もれて苦しめられたいという妙な願望が湧き上がる。
しこっ
肉棒を強く掴んで上下に運動させた。
男にはない質感だ。口調と真逆の可憐さ、素晴らしい太ももに、理性が吹っ飛んでしまう。
しこっ しこっ
しこしこっ
シコシコシコシコッ
自然とスピードが上がってしまう。
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